Go、Python、Rust:どの言語を学ぶべきか?

 


言語選択はもはや「文法の好み」ではない。

パフォーマンス、拡張性、生産性、そしてクラウドコストまでも関わってくる。

高スループットのサービスを作るなら並行処理が得意な Go
高速な試作・反復開発のために Python
それとも最高速かつ安全性重視の Rust

ベンチマークだけでは語れない――
現実の開発現場では、もっと複雑なトレードオフがある。
ここでは、Go・Python・Rust を以下の観点で横比較してみよう:

  • 実行速度

  • メモリ効率

  • 開発生産性

  • エコシステムとツールチェーン

  • 給与・求人トレンド

最後に、それぞれの最適な利用シーンと、なぜハイブリッド技術スタックが今注目されているのかを整理する。

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🚀 実行速度:最速は誰か?

計算集約型タスクでは、Rust が依然として速度王者。
シンプルな Fibonacci ベンチマーク(AMD EPYC)では:

  • Rust:約 22ms

  • Go:約 39ms

  • Python:約 1330ms(Markaicode)

BenchCraft の調査では、CPU 集約タスク(JSON解析・二分木探索など)で
Rust は Go より約2倍、Python より約60倍速い結果となった。

結論
最大スループットを追うなら → Rust
I/O 集約(Web API・DBアクセスなど)なら → Go
Python は遅めだが、試作・ML連携など開発スピード重視なら圧倒的に効率的。


💾 メモリ効率

三言語のメモリ管理の特徴:

  • Rust:所有権モデル+ゼロコスト抽象。実行時オーバーヘッドが極小。

  • Go:GC搭載だが停止時間は10ms未満(現実運用で十分実用的)。

  • Python:メモリ使用量は大きめ(数百MB規模も)。ただし Cython / Codon / PyPy で大幅改善可能。

適性まとめ

  • Rust → 組込み・エッジ・性能重視サービス向け。

  • Go → メモリ効率と開発容易性のバランス型。

  • Python → 中小規模までは十分。拡張時はスケールコストを意識。


⚙️ 開発スピード vs 実行スピード

  • Rust:開発初期は遅いが、実行時の安定性とバグの少なさで長期的に有利。

  • Python:初期開発は最速だが、性能やクラウドコストが後に負担になることも。

  • Go:記述も実行も“ちょうど良い”スピードで、現場適応力が高い。


🌍 2025年のエコシステム動向

  • Python:AI/機械学習領域の覇者(PyTorch、TensorFlow)。GitHub シェアは約30%(Codezup)。

  • Go:クラウドネイティブの定番(Kubernetes、Docker)。Go 1.22 ではジェネリクスとGCが強化(Evrone)。

  • Rust:ブロックチェーン・WASM・システム開発で急伸。async安定化と豊富なWebフレームワーク(Actix、Axum)により人気拡大(LinkedIn Tech)。

選択指針

  • AI/ML → Python

  • マイクロサービス/DevOps → Go

  • 高性能・安全重視 → Rust

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💰 給与・求人(RMB・2025)

平均レンジ(DevOpsSchoolより):

  • Rust:年収 約210K

  • Go:年収 約200K

  • Python:年収 約180K

求人トレンド:

  • Python:AI・自動化職で +40% の増加(TechGig)

  • Go:クラウドネイティブ・マイクロサービスで安定需要

  • Rust:ニッチだが高単価(システム・セキュリティ・暗号領域)

職種別特徴

  • Python → 汎用性が最も広い。

  • Go → 安定かつ採用しやすい。

  • Rust → 高スキル少数精鋭で高報酬。


⚖️ トレードオフと現実解

  • Rust:学習コストは高いが、長期的にバグや障害が減る。

  • Go:採用・開発しやすいが、性能チューニングの自由度は低め。

  • Python:試作が最も安いが、大規模化するとクラウド費用が膨らむ。

キャリアの方向性

  • Python → AI・Web・自動化

  • Go → クラウドネイティブ・バックエンド

  • Rust → システム・セキュリティ・高性能領域


🧠 ハイブリッド技術スタックという選択

2025年の多くのチームでは「組み合わせる」が当たり前。

  • Python がオーケストレーション、Rust がホットパス計算。

  • Go が API、Rust がコアモジュール。

おすすめツール

  • ベンチ → hyperfine、wrk、locust

  • プロファイリング →
    Rust:Clippy/cargo-profiler
    Go:pprof
    Python:cProfile

最適解
まずボトルネックを特定 → 必要部分だけ Rust で再実装。


✅ まとめ:2025年の賢い選択

  • Rust → 最高速・安全・省メモリ

  • Go → クラウド対応・生産性重視

  • Python → 柔軟・AI/ML で無双

2025年のスマートチームは風潮でなく目的で言語を選ぶ。
重要なのは「誰が最速か」ではなく、
「誰が最も早く価値を届け、未来を重くしないか」だ。


あなたはどの言語スタックを使っていますか?
Python、Go、Rust――混合運用の経験や基準値があれば、ぜひコメントで教えてください。

出典:https://mp.weixin.qq.com/s/3LhBUHeFwDHMJC9bwyMY1A

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