Pythonが圧倒的首位!AI時代の年間トッププログラミング言語ランキング発表
AI支援コーディングツールの普及により、多くのプログラマーのコーディング習慣が大きく変化しました。それでは、これがプログラミング言語の使用頻度に影響を与えるのでしょうか?最新のデータによると、影響は確かに存在します。
最近、IEEE Spectrumは年次「トッププログラミング言語」ランキングを発表しました。これは同社が12年連続で発表しているランキングです。結果を見ると、Pythonは依然として揺るぎない王者であることが確認されました。

1.Spectrum 総合ランキング
Spectrum総合ランキング(IEEEメンバーの関心度を加味)では、過去10年間でPythonは10回連続で首位を獲得しており、今回もその座を維持しています。
今年最も変動が大きかったのはJavaScriptで、昨年の3位から今年は6位に下降しました。JavaScriptはウェブ開発の“主力言語”として知られていますが、相対的な人気の低下は、AIツールのウェブ開発への浸透と関係があると考えられます。特に「Vibe Coding(雰囲気コーディング)」の流行により、多くの技術者や愛好者がウェブ開発に利用するケースが増えています。

2.Jobsランキング
「Jobs(職業需要)」ランキング(雇用主の実際のニーズに焦点)でも、Pythonは画期的な成果を上げました。初めて1位を獲得し、SQLを2位に押し下げました。それでも、SQLスキルは依然として履歴書上で大きなプラス要素であり、雇用主は依然として重視しています。

過去の動向を振り返ると、ランキングの変化はさらに興味深いものです。最初のランキングでは、Java、C、C++、Pythonはほぼ同点でした。2016年にはCが一時的にJavaを上回り、Pythonは2017年に首位に立ちました。当時、主要言語のスコアは非常に接近していました。
しかし現在では差が広がっています。2024年のSpectrumランキングでは、Pythonのスコアは1で、Javaは0.4986となり、10年前よりも明確な差が見られます。一部の古参言語は徐々に順位を下げています。例えばMatlabは、2014/2015年にはトップ10に入っていましたが、今年は20位に落ち、指数は当時の0.724から0.0957に低下しています。
全体データを見ると、今年は19種類の言語がSpectrumランキングで指数0.1を超えていますが、昨年は15種類にとどまりました。職業需要ランキングで0.1を超える言語は13種類のみです。今年の変化の中で、JavaScriptは最大の下落を記録し、0.4451から0.2872に落ちました。
3.Trendingランキング
Trendingランキングでは、Pythonは依然として圧倒的なリーダーで、Javaが2位(0.6777)、C++が3位(0.4458)に続き、差は依然として顕著です。

まとめ
最後にランキングの出典について触れると、例年通りIEEEのこのランキングは複数のデータソースを組み合わせています。Google検索、GitHubのアクティビティ、IEEE Xploreの論文数、IEEE Career Builderの求人データなどです。ランキングごとに重み付けが異なり、「職業需要」ランキングは最も直感的で、就職市場に最も近い指標とされています。
出典: https://spectrum.ieee.org/top-programming-languages-2025
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